NHKの「京都人の密かな愉しみ」シリーズ、いいですね。
知らなかったことがたくさん出てきますし、ストーリーや役者さんたちの演技、映像などの雰囲気もいい。
BSで夏「怪談編」というのをやっていたので視聴。
(再放送)
井戸工事の会社と京都の神社がメインの舞台。
川島海荷さん演じる女性事務員が淹れるお茶がおいしいのですが、それはどこかの井戸水を使ったものという設定になっていました。
それは実在する神社、井戸。
市比賣神社(いちひめじんじゃ)にある「天之真名井(あめのまない)」の水。
市比賣神社は、京都の河原町五条のあたりにある神社。
ご祭神が
•多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
•市寸嶋比賣命(いちきしまひめのみこと)
•多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)
•神大市比賣命(かみおおいちひめのみこと)
•下光比賣命(したてるひめのみこと)
と、すべて女の神様。
女人厄除けが有名なほか、良縁・安産等のご利益があるようです。
天之真名井(あめのまない)の水は、洛陽の七名水の1つとされています。
絵馬を掛け、このご神水を飲んで手を合わせると、心からの願い事が一つだけ叶うのだとか。
川島海荷さん演じる女性事務員が水を汲む姿、美しかったなぁ・・・
自分はホラー映画や怪談話といったたぐいのものが苦手。
番組表に"夏「怪談編」"とあったので、見るのを少しためらいました。
しかし、見ていたらいい話。
もしかしたら、これまで見聞きした怪談話で一番のヒットかも。
やりますね、NHK。